目次
第15問
鋼製巻尺を用いる距離測定において、距離の補正を行う場合、最も必要のないものはどれか。
- 温度による補正
- 湿度による補正
- 尺定数による補正
- 傾斜による補正
解説
鋼製巻尺の距離の補正には、定数の補正、温度の補正、張力の補正、たるみ補正の4つの補正がある。
水平距離を測定するには傾斜による補正が必要になる
この場合、最も必要がない補正は、2番の湿度による補正となります。
第16問
防災設備に関する記述として、最も不道当なものはどれか。
- 傾斜路に設ける通路誘導灯は、避難上必要な床面照度の確保と避難の方向の確認を主な目的とする避難設備である。
- 劇場の客席に設ける客席誘導灯は、客席から一番近い避難口の方向の明示を主な目的とする避難設備である。
- 自動火災報知設備は、火災発生時に煙又は熱を感知し、自動的にベルやサイレンを鳴らす警報設備である。
- 非常用の照明装置は、火災等で停電した場合に自動的に点灯し、避難上必要な床面照度を確保する照明設備である。
解説
通路誘導灯は、避難設備です。白色に緑色の矢印で避難出口のある方向を指し示す誘導灯です。
客席誘導灯は、避難設備です。映画館や劇場などで客席を常時照らす誘導灯です。
自動火災報知設備は、警報設備です。ベルやサイレンなど火災を知らせるものです。
非常用の照明設備は、バッテリーで点灯するもので、停電時に点灯する照明器具です。
以上のことから間違った記述は2番となります。
第17問
空気調和設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 定風量単一ダクト方式は、一定の風量で送風するシステムであり、負荷変動の異なる複数の空間に適するものである。
- 二重ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトを設置するシステムであり、混合ボックスで温度を調節して室内に吹き出すものである。
- パッケージユニット方式は、機内に冷凍機、ファン、冷却コイル、加熱コイル等を内蔵した一体型の空調機を使用するものである。
- ファンコイルユニット方式は、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室のファンコイルユニットに供給し、冷風や温風を吹き出すものである。
解説
定風量単一ダクト方式は、定風量方式ともいい、一定の風量で、各室に送風するシステムで、負荷特性のほぼ等しい劇場などにてきしている。
二重ダクト方式は、冷風、温風の2系統のダクトに送りを混合ボックスで温度を調節して室内に吹き出すものである。別々の部屋で同時に冷房と暖房を行うことができる。
パッケージユニット方式は、機内に冷凍機、ファン、冷却コイル、加熱コイル等を内蔵したユニット型空調機です。他方式と比べて機械室面積が少なくてすむ長所があります。
ファンコイルユニット方式は、ファンとコイルが一体となった方式で、熱源機器でつくられた冷水や温水を各室に供給し、冷風や温風を吹き出すものである。
よって以上のことから1番が間違いです。