第7問
杭基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 場所打ちコンクリート杭工法には、アースオーガーを使用するプレボーリング拡大根固め工法がある。
- SC抗(外殻鋼管付きコンクリート杭)は、一般に継杭の上杭として、PHC杭(遠心力高強度プレストレストコンクリート杭)と組み合わせて用いられる。
- 鋼抗は、地中での腐食への対処法として、塗装やライニングを行う方法、肉厚を厚くする方法等が用いられる。
- 既製杭工法には、鋼管の先端を加工した鋼管杭本体を回転させて地盤に埋設させる回転貫入工法がある。
1問目 場所打ちコンクリート杭工法には、アースオーガーを使用するプレボーリング拡大根固め工法がある。
これは間違いです。場所打ちコンクリート杭工法には、アースドリル工法、オールケーシング工法、リバース工法などがあります。
2問目 SC抗(外殻鋼管付きコンクリート杭)は、一般に継杭の上杭として、PHC杭(遠心力高強度プレストレストコンクリート杭)と組み合わせて用いられる。
これは正しいです。SC杭は大きな強度と靭性を有するが、高価なため、一般にPHC杭と組合せて上杭として使用されます。
3問目 鋼抗は、地中での腐食への対処法として、塗装やライニングを行う方法、肉厚を厚くする方法等が用いられる。
これは正しいです。建築のライニングとは、腐食防止のために、あるものの内側に他の材料をはりつけること。をいうようです。
4問目 既製杭工法には、鋼管の先端を加工した鋼管杭本体を回転させて地盤に埋設させる回転貫入工法がある。
これは正しいです。既製杭工法には、打込み杭工法、埋込み杭工法、回転杭工法があります。
よって、この問題の間違っている問題は1番です。
第8問
建築物の構造設計における荷重及び外力に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。
- 積雪荷重は、雪下ろしを行う慣習のある地方では、低減することができる。
- 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。
- 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
1問目 固定荷重は、建築物各部自体の体積にその部分の材料の単位体積質量及び重力加速度を乗じて計算する。
正しい説明です。
2問目 積雪荷重は、雪下ろしを行う慣習のある地方では、低減することができる。
正しい説明です。
3問目 地震力は、建築物の固定荷重又は積載荷重を減ずると小さくなる。
正しい説明です。
4問目 風圧力は、地震力と同時に作用するものとして計算する。
間違った説明です。地震と暴風が同時に起こる可能性が低いため、いっしょに計算する必要がありません。
よって、この問題の間違っている問題は4番です。