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熱感知器 1
差動式感知器は周囲の温度との差を感知して火災の発生を知らせる感知器です。
★差動式スポット型感知器★
差動式スポット型感知器は、空気の膨張を利用したものと、温度検知素子を利用したものがあります。
空気の膨張を利用したもの
空気の膨張を利用したものは、火災によって空気室の空気が温められ、ダイアフラムを押し上げます。熱の膨張によって押し上げられたダイアフラムが接点を閉じて火災の発生をしらせます。
緩やかな温度上昇では、リーク孔から空気が逃げていくので、接点を閉じないようになっています。
温度検知素子を利用したもの
温度検知素子を利用したものは、サーミスタなどで周囲の温度変化を感知し、上昇率が一定のあたいを超えると火災の発生をしらせます。
★差動式分布型感知器★
差動式分布型感知器は、広範囲の温度差を感知するものをいいます。あまり見られませんが体育館などにあるみたいです。
空気管式、熱電対式、熱半導体式があります。
空気管式
空気管式は、空気管を天井面にめぐらせて、火災が発生すると熱の膨張によって、検出部のダイアフラムが膨らんで接点をとじ、火災の発生を知らせます。
空気の膨張を利用したスポット型感知器と同じで、緩やかな温度上昇では、リーク孔から空気が逃げていくので、接点を閉じないようになっています。
熱電対式
熱電対式は、二種類の金属を接合した素子で、温度が上昇すると熱起電力が発生します。熱起電力を検出部の電子回路で検出して、火災の発生をしらせます。
熱半熱半導体式
導体式は、熱半導体素子を組み込んだ感熱部を天井にめぐらせて、検出部で温度上昇を感知して火災の発生を知らせます
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