目次
- 1 はじめに
- 2 (1) GE-PONシステムで用いられているOLT及びONUの機能などについて述べた次の二つの記述は、(ア) 。
- 3 (2) SIPサーバの構成要素のうち、ユーザエージェントクライアント(UAC)の登録を受け付ける機能を持つものは (イ)といわれる。
- 4 (3) IEEE802.3at Type1として標準化されたPoEの機能などについて述べた次の二つの記述は、(ウ) 。
- 5 (4) IEEE802.11標準の無線LANの特徴などについて述べた次の記述のうち、誤っているものは、(エ) である。
- 6 (5) IEEE802.3aeにおいて標準化されたWAN用の (オ)の仕様では、信号光の波長として850ナノメートルの短波長帯が用いられ、伝送媒体としてマルチモード光ファイバが使用される。
はじめに
この解説は、自分用に私見によって解説しています。
では、やっていきましょう。
(1) GE-PONシステムで用いられているOLT及びONUの機能などについて述べた次の二つの記述は、(ア) 。
A OLTは、ONUがネットワークに接続されるとそのONUを自動的に発見し、通信リンクを自動で確立する。この機能はP2MPディスカバリといわれる。
B OLTは、同一の下り信号を放送形式で配下の全ONUに送信するため、各ONUは受信したフレームが自分宛であるかどうかを受信フレームのDA(Destination Address)フィールドに収容されたLLID(Logical Link ID)といわれる識別子により判断し、取捨選択を行っている。
1 Aのみ正しい
2 Bのみ正しい
3 AもBも正しい
4 AもBも正しくない
解説
A・正しい記述です。
P2MPとは、ONUがネットワークに接続されているとそのONUを自動的に発見し、通信リンクを自動で確立します。
B・間違いです。
正しくは
OLTは、同一の下り信号を放送形式で配下の全ONUに送信するため、各ONUは受信したフレームが自分宛であるかどうかを受信フレームのプリアンブルに収容されたLLID(Logical Link ID)といわれる識別子により判断し、取捨選択を行っている。
答え 1
(2) SIPサーバの構成要素のうち、ユーザエージェントクライアント(UAC)の登録を受け付ける機能を持つものは (イ)といわれる。
1 リダイレクトサーバ
2 ロケーションサーバ
3 レジストラ
4 プロキシサーバ
5 SIPアプリケーションサーバ
解説
登録はレジで
答え 3
(3) IEEE802.3at Type1として標準化されたPoEの機能などについて述べた次の二つの記述は、(ウ) 。
A PoEの規格において、10BASE-Tや100BASE-TXのLAN配線のうちの予備対(空き対)を使用して給電する方式はオルタナティブAといわれ、信号対を使用して給電する方式はオルタナティブBといわれる。
B 給電側機器であるPSEは、一般に、受電側機器がPDといわれるPoE対応機器か、非対応機器かを検知して、PoE対応機器にのみ給電する。そのため、同一PSEに接続される機器の中にPoE対応機器と非対応機器の混在が可能となっている。
1 Aのみ正しい
2 Bのみ正しい
3 AもBも正しい
4 AもBも正しくない
解説
A・間違いです。
給電方式の記述の説明がAとBで反対になってます。
B・正しい記述です。
答え 2
(4) IEEE802.11標準の無線LANの特徴などについて述べた次の記述のうち、誤っているものは、(エ) である。
1 無線LANで用いられているスペクトル拡散変調方式は、1次変調された搬送波に 対して、さらにスペクトル拡散といわれる方法により2次変調を行うものである。
2 隠れ端末問題の解決策として、アクセスポイントは、送信をしようとしている無線端末からのRTS信号を受けるとCTS信号をその無線端末に送信する。
3 無線LANの機器には、2.4GHz帯と5GHz帯の両方の周波数帯域で使用できるデュアルバンド対応のデバイスが組み込まれたものがある。
4 5GHz帯の無線LANでは、ISMバンドとの干渉によるスループットの低下がない。
5 無線LANには、OFDMといわれるシングルキャリア変調方式を用い、6.9GHz帯の周波数帯を利用した規格がある。
解説
無線LANには、6.9GHz帯の周波数帯を利用した規格はありません。
答え 5
(5) IEEE802.3aeにおいて標準化されたWAN用の (オ)の仕様では、信号光の波長として850ナノメートルの短波長帯が用いられ、伝送媒体としてマルチモード光ファイバが使用される。
1 10GBASE-LR
2 10GBASE-SR
3 10GBASE-EW
4 10GBASE-SW
5 1000BASE-SX
解説
WAN用の仕様なので最後はWになります。 光源として850ナノメートルなので10GBASE-SWだとわかります。
答え 4