目次
- 1 はじめに
- 2 (1) GE-PONシステムで用いられているOLT及びONUの機能などについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
- 3 (2) IEEE802.3at Type2として標準化された、一般に、PoE Plusといわれる 規格では、PSEの1ポート当たり、直流50~57ボルトの範囲で最大(イ)を、PSEからPDに給電することができる。
- 4 (3) SIPサーバの構成要素のうち、ユーザエージェントクライアント(UAC)からの発呼要 求などのメッセージを転送する機能を持つものは(ウ)サーバといわれる。
- 5 (4) IP-PBXの(エ)といわれる機能を用いると、二者通話中に外線着信があると着信通知音が聞こえるので、フッキング操作などにより通話呼を保留状態にして着信呼に応答することができ、以降、フッキング操作などをするたびに通話呼と保留呼を入れ替えて通話することができる。
- 6 (5)IEEE802.11標準の無線LANの特徴などについて述べた次の二つの記述は、。
はじめに
この解説は、自分用に私見によって解説しています。
では、やっていきましょう。
(1) GE-PONシステムで用いられているOLT及びONUの機能などについて述べた次の二つの記述は、(ア)。
A OLTは、同一の下り信号を放送形式で配下の全ONUに送信するため、各ONUは受信したフレームが自分宛であるかどうかを受信フレームのDA(Destination Address)フィールドに収容されたLLID(Logical Link ID)といわれる識別子により判断し、取捨選択を行っている。
B OLTは、ONUがネットワークに接続されるとそのONUを自動的に発見し、通信リンクを自動で確立する。この機能はP2MPディスカバリといわれる。
1 Aのみ正しい
2 Bのみ正しい
3 AもBも正しい
4 AもBも正しくない
解説
A・間違いです。
GE-PONの下り信号は放送形式でOLT配下の全ONUに到達するため、各ONUは、 受信フレームの取捨選択をイーサネットフレームのプリアンブルに収容されたLLIDといわれる識別子を用いて行っている。
B・正しい記述です。
答え 2
(2) IEEE802.3at Type2として標準化された、一般に、PoE Plusといわれる 規格では、PSEの1ポート当たり、直流50~57ボルトの範囲で最大(イ)を、PSEからPDに給電することができる。
1 350ミリアンペアの電流
2 450ミリアンペアの電流
3 600ミリアンペアの電流
4 15.4ワットの電力
5 68.4ワットの電力
解説
Type2PoE PlusはPSEの1ポート当たり、直流50~57ボルトの範囲で最大600ミリアンペアを、最大電力30.0ワット以上をPSEからPDに給電することができます。
答え 3
(3) SIPサーバの構成要素のうち、ユーザエージェントクライアント(UAC)からの発呼要 求などのメッセージを転送する機能を持つものは(ウ)サーバといわれる。
1 プロキシ
2 ロケーション
3 リダイレクト
4 DHCP
5 SIPアプリケーション
解説
ユーザエージェントクライアント(UAC)からの発呼要求などのメッセージを転送する機能を持つものはプロシキサーバといわれる。(転送はプロシキ………天ぷら)
答え 1
(4) IP-PBXの(エ)といわれる機能を用いると、二者通話中に外線着信があると着信通知音が聞こえるので、フッキング操作などにより通話呼を保留状態にして着信呼に応答することができ、以降、フッキング操作などをするたびに通話呼と保留呼を入れ替えて通話することができる。
1 コールバックトランスファ
2 コールホールド
3 コールパーク
4 可変不在転送
5 コールウェイティング
解説
答え 5
(5)IEEE802.11標準の無線LANの特徴などについて述べた次の二つの記述は、。
A 5GHz帯の無線LANでは、ISMバンドとの干渉によるスループットの低下がない。
B CSMA/CA方式では、送信端末からの送信データが他の無線端末からの送信データと衝突しても、送信端末では衝突を検知することが困難であるため、送信端末は、アクセスポ イント(AP)からのRTS信号を受信することにより、送信データが正常にAPに送信できたことを確認している。
1 Aのみ正しい
2 Bのみ正しい
3 AもBも正しい
4 AもBも正しくない
解説
A・正しい記述です。
B・間違いです。
RTS信号の部分が間違いです。正しくはACK信号です。
答え 1