目次
- 1 はじめに
- 2 (1) DECT方式を参考にしたARIB STD-T101に準拠したデジタルコードレス電話機について述べた次の二つの記述は、(ア)。
- 3 (2) 親のPBXの内線側に子の関係となるPBXやボタン電話装置の外線側を接続することで、 利用できる内線端末の機器の種類や台数を増加させて、親のPBXに収容される内線端末数を増やす方式は、一般に、(イ)といわれる。
- 4 (3) PB信号方式のダイヤルインサービスを利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能がある。このときの接続シーケンスはダイヤルインの接続シーケンスとは異なり、電気通信事業者の交換機からは、(ウ)が送出されずに、一般の電話機に着信する場合と同様の接続シーケンスにより、夜間受付用電話機に着信する。
- 5 (4) ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースにおけるデジタル回線終端装置について述べた次の二つの記述は、(エ) 。
- 6 (5) 既設端末設備の外部誘導ノイズに対する対策としては、接地されていない高導電率の金属で電子機器を完全に覆う(オ)などが用いられる。
はじめに
この解説は、自分用に私見によって解説しています。
では、やっていきましょう。
(1) DECT方式を参考にしたARIB STD-T101に準拠したデジタルコードレス電話機について述べた次の二つの記述は、(ア)。
A 親機と子機との間の無線通信には、1.9ギガヘルツ帯の周波数が使用される。
B 親機と子機との通話時には、一般に、電子レンジや無線LANの機器との電波干渉によるノイズが発生しやすいが、周波数ホッピング技術により電波干渉を発生しにくくしている。
1 Aのみ正しい
2 Bのみ正しい
3 AもBも正しい
4 AもBも正しくない
解説
A・正しい記述です。
1.9ギガヘルツ帯の周波数が使用されます。 接続方式は、TDMA/TDD方式です。
B・間違いです。
電子レンジや無線LANの機器は2.4GHz帯を使用してますので、電波干渉はおきません。
答え 1
(2) 親のPBXの内線側に子の関係となるPBXやボタン電話装置の外線側を接続することで、 利用できる内線端末の機器の種類や台数を増加させて、親のPBXに収容される内線端末数を増やす方式は、一般に、(イ)といわれる。
1 公専公接続
2 ビハインドPBX
3 セントレックス
4 内線延長方式
5 クラウドPBX
解説
親機のPBXに収容される内線端末数を増やす方式をビハインドPBXといいます。
答え 2
(3) PB信号方式のダイヤルインサービスを利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能がある。このときの接続シーケンスはダイヤルインの接続シーケンスとは異なり、電気通信事業者の交換機からは、(ウ)が送出されずに、一般の電話機に着信する場合と同様の接続シーケンスにより、夜間受付用電話機に着信する。
1 1次応答信号
2 2次応答信号
3 呼出信号
4 内線指定信号
5 呼出音
解説
電気通信事業者の交換機からは、内線指定信号が送出されずに、一般の電話機に着信する場合と同様の接続シーケンスにより、夜間受付用電話機に着信します。
答え 4
(4) ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースにおけるデジタル回線終端装置について述べた次の二つの記述は、(エ) 。
A デジタル回線終端装置は、一般に、電気通信事業者側から遠隔給電されないため、ユーザ宅内の商用電源などからのローカル給電により動作する。
B ISDN端末側からデジタル回線終端装置へは給電されないが、デジタル回線終端装置からISDN端末側へは給電されている。
1 Aのみ正しい
2 Bのみ正しい
3 AもBも正しい
4 AもBも正しくない
解説
A・正しい記述です。
B・間違いです。
ISDN端末側からデジタル回線終端装置、デジタル回線終端装置からISDN端末側へは給電されません。
答え 1
(5) 既設端末設備の外部誘導ノイズに対する対策としては、接地されていない高導電率の金属で電子機器を完全に覆う(オ)などが用いられる。
1 アクティブシールド
2 静電シールド
3 コモンモードチョークコイル
4 ハイパスフィルタ
5 電磁シールド
解説
外部誘導ノイズに対する対策には、電磁シールドなどが用いられます。
答え 5