2級建築施工管理士の過去問、鉄筋コンクリート構造についてをまとめました。
過去10年の出題傾向
令和2年 後期 |
○ |
平成29年 後期 | ○ | 平成25年 | ○ |
令和元年 後期 | ○ | 平成29年 前期 | ○ | 平成24年 | ○ |
令和元年 前期 | ○ | 平成28年 | ○ | 平成23年 | ○ |
平成30年 後期 | ○ | 平成27年 | ○ | ||
平成30年 前期 | ○ | 平成26年 | ○ |
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目次
令和2年 後期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 片持ちスラブの厚さは、原則として、持出し長さの1/10以上とする。
- 柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離1/20以上とする。
- 腰壁やたれ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしやすい。
- 大梁は、せん断破壊よりも曲げ降伏が先行するように設計する。
- 片持ちスラブの厚さは、原則として、持出し長さの1/10以上とする。
- 片持ちスラブ厚さは、持出し長さの1/10以上とします。
- 柱の最小径は、原則として、その構造耐力上主要な支点間の距離1/20以上とする。
- 柱の最小径と主要支点間距離の比は、普通コンクリートの場合1/15以上とします。
- 腰壁やたれ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしやすい。
- 短柱はせん断破壊を起こしやすいため、スリットを設け構造的に縁を切る方法があります。
- 大梁は、せん断破壊よりも曲げ降伏が先行するように設計する。
- 大梁は、曲げ降伏が先行するように設計することにより、大地震に対し粘りで抵抗させ体力低下を避ける効果があります。
令和元年 後期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 耐震壁の壁量は、地震力などの水平力を負担させるため、下階よりも上階が多くなるようにする
- 大梁は、床の鉛直荷重を支えるとともに、柱をつなぎ地震力などの水平力にも抵抗する部材である。
- 柱と梁の接合部を剛接合とした純ラーメン構造は、骨組みで地震力などの水平力に抵抗する構造である。
- 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、架構を一体化し地震力などの水平力に抵抗させる役割も持っている。
- 耐震壁の壁量は、地震力などの水平力を負担させるため、下階よりも上階が多くなるようにする
- 耐力壁の壁量は、下階のほうが多くなります。
- 大梁は、床の鉛直荷重を支えるとともに、柱をつなぎ地震力などの水平力にも抵抗する部材である。
- 記述のとおりです。
- 柱と梁の接合部を剛接合とした純ラーメン構造は、骨組みで地震力などの水平力に抵抗する構造である。
- 記述のとおりです。
- 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、架構を一体化し地震力などの水平力に抵抗させる役割も持っている。
- 記述のとおりです。
令和元年 前期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の4%以上とする。
- 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、2%以上とする。
- 梁の幅止め筋は、腹筋間に架け渡したもので、あばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働きをする。
- 構造耐力上主要な部分である梁は、全スパンにわたり複筋梁とする。
- 構造耐力上主要な部分である柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の4%以上とする。
- 柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の8%以上とする。
- 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、2%以上とする。
- 記述のとおりです。
- 梁の幅止め筋は、腹筋間に架け渡したもので、あばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働きをする。
- 記述のとおりです。
- 構造耐力上主要な部分である梁は、全スパンにわたり複筋梁とする。
- 記述のとおりです。
平成30年 後期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 鉄筋は、引張力だけでなく圧縮力に対しても有効に働く。
- 梁のせん断補強筋をあばら筋という。
- 柱のせん断補強筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。
- コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は高くなる。
- 鉄筋は、引張力だけでなく圧縮力に対しても有効に働く。
- 鉄筋は引張力、圧縮力ともに有効に働きます。コンクリートは、圧縮力に有効に働きます。
- 梁のせん断補強筋をあばら筋という。
- 梁のせん断補強筋をあばら筋といい、柱のせん断補強筋を帯筋といいます。
- 柱のせん断補強筋は、柱の上下端部より中央部の間隔を密にする。
- 柱のせん断補強筋は、柱の中央部より上下端部の間隔を密にする。
- コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は高くなる。
- 設計基準強度高くなると、許容付着応力度は比例して高くなります。
平成30年 前期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 片持ちスラブの厚さは、持出し長さの1/10以上とする。
- コンクリートの長期の許容圧縮応力度は、設計基準強度の1/3とする。
- 腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。
- 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 片持ちスラブの厚さは、持出し長さの1/10以上とする。
- 記述のとおりです。
- コンクリートの長期の許容圧縮応力度は、設計基準強度の1/3とする。
- 記述のとおりです。
- 腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。
- 短柱はせん断破壊を起こしやすいため、スリットを設け構造的に縁を切る方法があります。
- 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 耐力壁は、バランス良く配置して、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
平成29年 後期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 大梁は、曲げ降伏よりもせん断破壊を先行するように設計する。
- 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に耐えられるように設計する。
- 耐震壁は、周囲の柱や梁と一体に造られた壁で、地震時の水平力に対して抵抗する。
- 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、地震時の水平力に架構が一体となって抵抗できるようにする役割を持っている。
- 大梁は、曲げ降伏よりもせん断破壊を先行するように設計する。
- 大梁は、曲げ降伏が先行するように設計することにより、大地震に対し粘りで抵抗させ体力低下を避ける効果があります。
- 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に耐えられるように設計する。
- 記述のとおりです。
- 耐震壁は、周囲の柱や梁と一体に造られた壁で、地震時の水平力に対して抵抗する。
- 記述のとおりです。
- 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、地震時の水平力に架構が一体となって抵抗できるようにする役割を持っている。
- 記述のとおりです。
平成29年 前期
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- D 32の異形鉄筋の継手には、重ね継手を用いてはならない。
- 柱の出隅部の主筋には、末端部にフックを付ける。
- 柱の帯筋比は、2%以上とする。
- 梁の幅止め筋は、腹筋間に架け渡し、あばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働きをする。
- D32の異形鉄筋の継手には、重ね継手を用いてはならない。
- D35を超える異形鉄筋の継手には、原則重ね継手を用いてはならない。
- 柱の出隅部の主筋には、末端部にフックを付ける。
- 記述のとおりです。
- 柱の帯筋比は、2%以上とする。
- 記述のとおりです。
- 梁の幅止め筋は、腹筋間に架け渡し、あばら筋の振れ止め及びはらみ止めの働きをする。
- 記述のとおりです。
平成28年
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- コンクリートの短期の許容圧縮応力度は、長期に対する値の2倍とする。
- 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 柱の最小径は、原則としてその構造耐力上主要な支点間の距離の1/20以上とする。
- 大スパンの梁は、長期荷重によるクリープを考慮する。
- コンクリートの短期の許容圧縮応力度は、長期に対する値の2倍とする。
- 記述のとおりです。
- 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 耐力壁は、バランス良く配置して、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 柱の最小径は、原則としてその構造耐力上主要な支点間の距離の1/20以上とする。
- 柱の最小径と主要支点間距離の比は、普通コンクリートの場合1/15以上とします。
- 大スパンの梁は、長期荷重によるクリープを考慮する。
- 記述のとおりです。クリープとは一定の荷重が長時間作用するとき、ひずみが増加する現象。
平成27年
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、構造耐力、耐久性及び耐火性を確保するために必要である。
- 柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の8 %以上とする。
- 鉄筋は、引張力以外に圧縮力に対しても有効に働く
- コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は低くなる。
- 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さは、構造耐力、耐久性及び耐火性を確保するために必要である。
- 記述のとおりです。かぶり厚さとは、鉄筋を覆っているコンクリートの厚さのこと。
- 柱の主筋の断面積の和は、コンクリートの断面積の8 %以上とする。
- 記述のとおりです。
- 鉄筋は、引張力以外に圧縮力に対しても有効に働く
- 鉄筋は引張力、圧縮力ともに有効に働きます。コンクリートは、圧縮力に有効に働きます。
- コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は低くなる。
- コンクリートの設計基準強度が高くなると、鉄筋のコンクリートに対する許容付着応力度は高くなる。
平成26年
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 耐震壁は、建築物の重心と剛心との距離ができるだけ大きくなるように配置する。
- 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に十分耐えられるようにする。
- 大梁は、柱と柱をつなぎ床の荷重を支えると同時に、地震力などの水平荷重にも抵抗する部材である。
- 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、地震時には架構が一体となって水平力に抵抗させる役割を持っている。
- 耐震壁は、建築物の重心と剛心との距離ができるだけ大きくなるように配置する。
- 建築物の重心と剛伸の距離は、できるだけ小さくなるようにする。
- 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に十分耐えられるようにする。
- 記述のとおりです。
- 大梁は、柱と柱をつなぎ床の荷重を支えると同時に、地震力などの水平荷重にも抵抗する部材である。
- 記述のとおりです。
- 床スラブは、床の鉛直荷重を梁に伝えるとともに、地震時には架構が一体となって水平力に抵抗させる役割を持っている。
- 記述のとおりです。
平成25年
鉄筋コンクリート造の配筋に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 基礎梁の出隅部の主筋では、異形鉄筋を使用しても鉄筋の末端部にフックを必要とする。
- 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、2%以上とする。
- 梁せいが大きい場合、あばら筋の振れ止め、はらみ止めとして、腹筋と幅止め筋を設ける。
- 四辺固定の長方形床スラブの中央部の引張鉄筋は、スラブの下側に配筋する。
- 基礎梁の出隅部の主筋では、異形鉄筋を使用しても鉄筋の末端部にフックを必要とする。
- 基礎梁の出隅部の主筋はフックは不要です。
- 構造耐力上主要な部分である柱の帯筋比は、2%以上とする。
- 記述のとおりです。
- 梁せいが大きい場合、あばら筋の振れ止め、はらみ止めとして、腹筋と幅止め筋を設ける。
- 記述のとおりです。
- 四辺固定の長方形床スラブの中央部の引張鉄筋は、スラブの下側に配筋する。
- 記述のとおりです。
平成24年
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 構造耐力上主要な部分である梁は、全スパンにわたり複筋梁とする。
- 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に十分耐えられるようにする。
- ラーメン構造の梁に長期荷重が作用する場合には、一般に梁中央部の上側に引張力が生じる。
- 壁の開口隅角部には斜め方向の引張力が生じるので、補強筋を配置する。
- 構造耐力上主要な部分である梁は、全スパンにわたり複筋梁とする。
- 記述のとおりです。
- 柱は、軸方向の圧縮力、曲げモーメント及びせん断力に十分耐えられるようにする。
- 記述のとおりです。
- ラーメン構造の梁に長期荷重が作用する場合には、一般に梁中央部の上側に引張力が生じる。
- ラーメン構造の梁に長期荷重が作用する場合には、一般に梁中央部の下側に引張力が生じる。
- 壁の開口隅角部には斜め方向の引張力が生じるので、補強筋を配置する。
- 記述のとおりです。
平成23年
鉄筋コンクリート構造に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 大梁は柱と骨組みを構成し、床の荷重を支えると同時に、水平荷重にも抵抗する。
- 腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。
- スラブ厚が小さくなると、たわみや振動障害を生じやすい。
- 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 大梁は柱と骨組みを構成し、床の荷重を支えると同時に、水平荷重にも抵抗する。
- 記述のとおりです。
- 腰壁や垂れ壁が付いた柱は、地震時にせん断破壊を起こしにくい。
- 短柱はせん断破壊を起こしやすいため、スリットを設け構造的に縁を切る方法があります。
- スラブ厚が小さくなると、たわみや振動障害を生じやすい。
- 記述のとおりです。
- 耐震壁は、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。
- 耐力壁は、バランス良く配置して、上階、下階とも同じ位置になるように設けるのがよい。