2級建築施工管理士の過去問、日照・日射についてをまとめました。
過去10年の出題傾向
令和2年 後期 |
_ |
平成29年 後期 | ○ | 平成25年 | ○ |
令和元年 後期 | ○ | 平成29年 前期 | _ | 平成24年 | _ |
令和元年 前期 | _ | 平成28年 | ○ | 平成23年 | ○ |
平成30年 後期 | _ | 平成27年 | _ | ||
平成30年 前期 | _ | 平成26年 | _ |
個人的にオススメしたい参考書
目次
令和元年 後期
日照及び日射に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 北緯35度付近の冬至における終日日射量は、南向きの鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも大きい。
- 日照時間は、日の出から日没までの時間をいう。
- 北緯35 度付近の夏至における終日日射量は、東向きの鉛直面よりも水平面の方が大きい。
- 大気透過率が高くなるほど、直達日射が強くなり、天空日射は弱くなる。
- 北緯35度付近の冬至における終日日射量は、南向きの鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも大きい。
- 北緯35度付近の冬至における終日日射量は、南面→水平面→東西面→北面の順に小さくなる。
- 日照時間は、日の出から日没までの時間をいう。
- 日照時間は、日照計で測定される直達日射量が120W/m2以上である時間のことで、薄曇り程度なら換算されることもあります。
- 北緯35度付近の夏至における終日日射量は、東向きの鉛直面よりも水平面の方が大きい。
- 北緯35度付近の夏至における終日日射量は、水平面→東西面→南面→北面の順に小さくなる。
- 大気透過率が高くなるほど、直達日射が強くなり、天空日射は弱くなる。
- 天空日射とは、大気中の浮遊物などによって散乱されて間接的に届く日射のことで、大気が透き通っているほど弱くなります。
昼光に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 直射日光は、大気を透過して直接地表に届く昼光の成分である。
- 昼光率は、屋外の全天空照度が大きくなると、低くなる。
- 室内のある点における昼光率は、時刻や天候によって変化しない。
- 室内の要求される基準昼光率は、居間より事務室の方が高い。
- 直射日光は、大気を透過して直接地表に届く昼光の成分である。
- 直接日射は、直接地表に到達する日射。
- 昼光率は、屋外の全天空照度が大きくなると、低くなる。
- 全天空照度が大きくなると室内に差し込む照度も大きくなります。そのため昼光率も大きくなります。
- 室内のある点における昼光率は、時刻や天候によって変化しない。
- 昼光率は基本的に、時刻や天候により大きく変化することは無いです。
- 室内の要求される基準昼光率は、居間より事務室の方が高い。
- 記述のとおりで、基準昼光率は事務室:2%、住宅の居間:7%となっています。
平成29年 後期
昼光に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 昼光は、直射日光と天空光に大別され、天空光は太陽からの光が大気中に拡散したものである。
- 昼光率は、室内のある点での天空光による照度と、屋外の全天空照度との比率である。
- 室内のある点における昼光率は、時刻や天候によって変化する。
- 室内の要求される基準昼光率は、居間より事務室の方が大きい。
- 昼光は、直射日光と天空光に大別され、天空光は太陽からの光が大気中に拡散したものである。
- 直接日射は、直接地表に到達する日射。天空日射は大気中の浮遊物などによって散乱されて間接的に届く日射。
- 昼光率は、室内のある点での天空光による照度と、屋外の全天空照度との比率である。
- 記述のとおりです。昼光率とは、採光による室内の明るさを表すものです。
- 室内のある点における昼光率は、時刻や天候によって変化する。
- 昼光率は基本的に、時刻や天候により大きく変化することは無いです。
- 室内の要求される基準昼光率は、居間より事務室の方が大きい。
- 記述のとおりで、基準昼光率は事務室:2%、住宅の居間:7%となっています。
平成28年
日照、日射及び日影に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 天空日射量とは、日射が大気中で散乱した後、地表に到達する日射量をいう。
- 日照率とは、日照時間の可照時間に対する比を百分率で表したものをいう。
- 北緯35度付近における冬至の終日日射量は、南向き鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも小さい。
- 終日日影とは、建物などによって、1日中日影になる部分をいう。
- 天空日射量とは、日射が大気中で散乱した後、地表に到達する日射量をいう。
- 天空日射量とは、大気中の浮遊物などによって散乱されて間接的に届く日射量のことです。
- 日照率とは、日照時間の可照時間に対する比を百分率で表したものをいう。
- 昼光率は、昼光率=室内のある点の水平面照度/その時の全天空水平面照度×100%で求められます。
- 北緯35度付近における冬至の終日日射量は、南向き鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも小さい。
- 北緯35度付近における冬至の終日日射量は、南面→水平面→東西面→北面の順に小さくなる。
- 終日日影とは、建物などによって、1日中日影になる部分をいう。
- 記述のとおりです。
平成25年
日照、日射及び日影に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 可照時間とは、日の出から日没までの時間をいう。
- 天空日射量とは、日射が大気中で散乱した後、地表に到達する日射量をいう。
- 終日日影とは、建物などによって、1日中日影になる部分をいう。
- 北緯35 度付近の夏至における東向き・西向き鉛直面が受ける終日日射量は、南向き鉛直面よりも少ない。
- 可照時間とは、日の出から日没までの時間をいう。
- ある方位の壁が晴天の問いに日照を受けることのできる時間のことです。
- 天空日射量とは、日射が大気中で散乱した後、地表に到達する日射量をいう。
- 記述のとおりです。
- 終日日影とは、建物などによって、1日中日影になる部分をいう。
- 記述のとおりです。
- 北緯35 度付近の夏至における東向き・西向き鉛直面が受ける終日日射量は、南向き鉛直面よりも少ない。
- 北緯35度付近の夏至における終日日射量は、水平面→東西面→南面→北面の順に小さくなる。
平成23年
日照、日射及び日影に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 冬至の終日日射量は、南向き鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも大きい。
- 日照率とは、日照時間の可照時間に対する比を百分率で表したものをいう。
- 全天日射量は、水平面における直達日射量と天空日射量の合計である。
- 冬至に終日日影となる部分は、1年を通じて日影となるので永久日影という。
- 冬至の終日日射量は、南向き鉛直面が他のどの向きの鉛直面よりも大きい。
- 北緯35度付近の冬至における終日日射量は、南面→水平面→東西面→北面の順に小さくなる。
- 日照率とは、日照時間の可照時間に対する比を百分率で表したものをいう。
- 昼光率は、昼光率=室内のある点の水平面照度/その時の全天空水平面照度×100%で求められます。
- 全天日射量は、水平面における直達日射量と天空日射量の合計である。
- 記述のとおり、全天日射量は直達日射量と天空日射量の合計のことです。
- 冬至に終日日影となる部分は、1年を通じて日影となるので永久日影という。
- 永久日影とは、1年を通じて日影となる部分で、夏至においても終日日影となる部分をいう。