2級建築施工管理士の過去問、伝熱・結露についてをまとめました。
過去10年の出題傾向
令和2年 後期 |
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平成29年 後期 | _ | 平成25年 | _ |
令和元年 後期 | _ | 平成29年 前期 | ○ | 平成24年 | ○ |
令和元年 前期 | ○ | 平成28年 | _ | 平成23年 | _ |
平成30年 後期 | ○ | 平成27年 | _ | ||
平成30年 前期 | _ | 平成26年 | ○ |
個人的にオススメしたい参考書
目次
令和元年 前期
冬季暖房時における外壁の室内側表面の結露防止対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 室内の換気をできるだけ行わない。
- 室内の水蒸気の発生を抑制する。
- 室内側表面に近い空気を流動させる。
- 外壁の断熱性を高める。
- 室内の換気をできるだけ行わない。
- 室内の換気を行うことで、結露の発生を防止することができます。
- 室内の水蒸気の発生を抑制する。
- 正しい。
- 室内側表面に近い空気を流動させる。
- 正しい。
- 外壁の断熱性を高める。
- 正しい。
平成30年 後期
湿度及び結露に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 露点温度とは、絶対湿度が100%になる温度である。
- 冬季暖房時に、室内側から入った水蒸気により壁などの内部で生じる結露を内部結露という。
- 冬季暖房時に、室内の水蒸気により外壁などの室内側表面で生じる結露を表面結露という。
- 絶対湿度とは、乾燥空気1kgと共存している水蒸気の質量である。
- 露点温度とは、絶対湿度が100%になる温度である。
- 露天温度とは、水蒸気を含む空気を冷却したときに凝結が始まる温度のことで、相対温度が100%になる温度です。
- 冬季暖房時に、室内側から入った水蒸気により壁などの内部で生じる結露を内部結露という。
- 正しい。
- 冬季暖房時に、室内の水蒸気により外壁などの室内側表面で生じる結露を表面結露という。
- 正しい。
- 絶対湿度とは、乾燥空気1kgと共存している水蒸気の質量である。
- 正しい。
平成29年 前期
冬季暖房時における外壁の室内側表面の結露を防止するための対策として、最も不適当なものはどれか。
- 壁体に熱貫流抵抗の小さい材料を用いる。
- 室内の水蒸気の発生を抑制する。
- 室内側表面に近い空気を流動させる。
- 室内より絶対湿度の低い外気との換気を行う。
- 壁体に熱貫流抵抗の小さい材料を用いる。
- 熱貫流抵抗とは熱の伝わりにくさのことで、熱貫流抵抗の大きい材料ほど熱が伝わりにくくなります。
- 室内の水蒸気の発生を抑制する。
- 正しい。
- 室内側表面に近い空気を流動させる。
- 正しい。
- 室内より絶対湿度の低い外気との換気を行う。
- 正しい。
平成26年
結露に関する次の文章中、[ ]に当てはまる語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
「空気の含有水分量すなわち[ イ ]を一定のまま湿り空気の温度を下げると、湿り空気はその[ ロ ]で飽和状態となり、さらに下げると、その水分の一部は[ ハ ]して水滴となる。冬季、暖房した室の窓面上に生じる水滴は、このプロセスで形成されたものであり、これを結露という。」
- イ=相対湿度 ロ=露点温度 ハ=蒸発
- イ=絶対湿度 ロ=露点温度 ハ=凝縮
- イ=絶対湿度 ロ=湿球温度 ハ=蒸発
- イ=相対湿度 ロ=湿球温度 ハ=凝縮
- イ=絶対湿度 ロ=露点温度 ハ=凝縮
「空気の含有水分量すなわち[ 絶対湿度 ]を一定のまま湿り空気の温度を下げると、湿り空気はその[ 露点温度 ]で飽和状態となり、さらに下げると、その水分の一部は[ 凝縮 ]して水滴となる。冬季、暖房した室の窓面上に生じる水滴は、このプロセスで形成されたものであり、これを結露という。」
平成24年
伝熱に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
- 熱伝導率は、一般に密度が大きい材料ほど大きくなる傾向がある。
- 壁体を貫流する熱量は、外気温度と室内温度の差が大きいほど多くなる。
- 壁面の熱伝達率は、壁の表面に当たる風速が大きいほど小さい値となる。
- 壁体は、熱貫流率が大きいものほど断熱性能が低い。
- 熱伝導率は、一般に密度が大きい材料ほど大きくなる傾向がある。
- 正しい。
- 壁体を貫流する熱量は、外気温度と室内温度の差が大きいほど多くなる。
- 正しい。
- 壁面の熱伝達率は、壁の表面に当たる風速が大きいほど小さい値となる。
- 壁の熱伝達率は、壁の表面に当たる風速が大きいほど大きい値となります。
- 壁体は、熱貫流率が大きいものほど断熱性能が低い。
- 正しい。